自然の絶景を見ると思わず、感動するものです。
それは
『うわー奇麗だな』
と声に出してしまいそうなくらいに・・・
でも自然とは人間には非日常的に感じる
残酷とも思える弱肉強食の世界も広がっています。
植物は昆虫に食べられ
昆虫は小鳥に食べられ
小鳥もまた小動物に食べられています
物事の見方には多角的に見ることでしか
真実に近づいてみることはできないのです。
例えばライオン親子のドキュメンタリーがあったとして、
数か月間密着していくうちに
様々な出来事が起こります。
何週間も食べられない状況が続き
やっとの思いで、大蛇を捕獲し食べることが
できたのなら人は感動するでしょう
心の奥底で
『よかったね、ライオンの親子』
と思うはずです。
でももしこれが捕食された大蛇の
ドキュメンタリー番組だったら
どうでしょうか?
ライオンと同じように
ずっと食べることが出来なく
やっとの思いで
ライオンの赤ちゃんを捕食していたと
するのなら
ライオンの赤ちゃんだから可哀そう
と思うかもしれませんが
数時間も続くドキュメンタリーを観ることで、
大蛇の生き様を肌で感じ
徐々に感情移入していけば
きっと
『大蛇よかったね、やっと食べられて』
となるでしょう。
すごく奇麗に見える絶景でも
真逆の残酷と思える真実があります。
なかなか
多角的に見ることはできませんが、
身近なものから視点をずらして
見ることに、まずはチャレンジしてみます。
周りや物事が多角的に見れるようになれば、
いつか
自分自身にも目を向けて
本当の自分にも向き合えるのだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
どんなものにも見えていないものがあり
完璧なものはないことを理解できれば、
自分の
良いところも
悪いところも
見えてきて
自分を変えるきっかけになるはずです。